News

2014年台湾MICE産業グローバル化計画 革新的なイベントマーケティング手法で知名度を高める

2015/01/19

経済部国際貿易局が主催する「台湾MICE産業グローバル化計画」は2015年に3年目を迎え、引き続き台湾のMICEブランド「MEET TAIWAN」が持つ国際的イメージと競争力をいっそう向上させていきます。イベントマーケティングの手法を用い、インターネットによりバーチャルとリアルの体験を結合させたコンペティションを開催する等多くの革新的手法を導入し、世界における台湾のMICEブランドの知名度は着実に高まっています。

海外マーケティングにおいては、本計画のもと国内のMICE事業者を率いタイ、ドイツ、日本、上海を訪れ、重要性の高い4つの国際会議・インセンティブショーに参加したほか、4つの海外訪問団を組織し、中国、東南アジア、東北アジアでプロモーション説明会を多数開催しました。同時に「台湾体験ツアー(Familiarization Tour、略称 Fam Tour)」を2度開催し、潜在的ニーズを持つ海外の事業者やメディアに台湾を体験してもらう形で、台湾が持つ会議・インセンティブ旅行関連でのソフト・ハード面の優位性を力強くアピールしました。

2014年に初めて開催された「アジアスーパーチーム」コンペティションではインターネット人気投票と台湾を訪れる体験型マーケティングを結合し、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシアという重要ターゲット5カ国において台湾のMICEブランドの知名度を高めました。イベント期間中は電子・紙メディア、イベント公式サイト及びフェイスブック等のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の活用と、参加チームが実際に台湾を訪れコンペティションに参加する体験型マーケティングとを結びつけることで、参加者と投票者全員が口コミにより台湾の企業会議・インセンティブ旅行のプロモーションに関わる形を生み出し、台湾MICEの知名度を高めることに成功しました。

また2014年には世界のMICE産業に先駆けMEET TAIWANサイト上にて台湾の主要なMICE会場である台北世界貿易センター南港展示ホール、台北世界貿易センター第1展示ホール、台北国際会議センター、高雄展示ホール、及び高雄国際会議センターの屋内を360度パノラマで一望できるサービスの提供を開始しました。これにより、台湾でのMICEイベントの開催を考える海外のPEO(Professional Exhibition Organizer)、PCO(Professional Congress Organizer)、NGOがインターネット上でリアルタイムに会場を下見することが可能となり、台湾のMICE産業にとっても、よりスピーディーに商機をつかむとともに、国際化とハイテク化に取り組む姿勢をアピールすることができるようになりました。

グリーンMICEの推進及び環境の持続性の面では、2010年ロンドンオリンピックで採用されたISO 20121(イベントサステナビリティマネジメントシステム)を本計画のもとで導入し、「2014年エコプロダクツ国際展(EPIF 2014)」及び「2014年第9回アジアMICEフォーラム(AMF 2014)」の認証取得をサポート、ISO 20121を取得した台湾初の見本市及び会議となりました。またこれはSGS社がアジアで発行した初の国際見本市及び会議向けISO20121認証でもあります。このほか「台湾プリント基板国際見本市(TPCA Show 2014)」及び台北国際会議センターをサポートし、それぞれカーボンフットプリント認証、温室効果ガスインベントリ国際認証の取得に成功しており、グリーンMICEの推進において台湾が好スタートを切り、アジアをリードする存在となったことが示されています。

また大規模な国際会議・見本市や政府による大規模なイベントの獲得または実行にあたり、MICE事業者が直面する資金繰りの問題を解決するべく「2014年MICEサービス業融資説明会」を初めて開催しました。中小企業信用保証基金が政府に提供する融資支援プランを台湾のMICE事業者に紹介することで、企業の信用強化とリスク分担を進め、銀行の融資意欲向上を図りました。

2015年の展望として、本計画では今年も引き続きプロモーションとコミュニケーション、MICEサービス、産業研究、専門のアドバイザーという既存の4つのコアを中心に、世界的に知られる航空会社の航空機内及び空港に広告を出すなど新たな試みにも取り組んでいきます。また「台湾MICE好康行(支援・補助)」を打ち出し、中国企業による会議・インセンティブ旅行のニーズをターゲットに、地方政府を支援して現地の特色ある優れたイベントを紹介するとともに、交通費補助、チケット、文化・パフォーマンスイベント、飲食等の支援項目を設けることで、企業会議・インセンティブ旅行の台湾誘致を促進します。

加えて、2015年は台湾が主催するアジアにおける重要なMICE産業フォーラムであるアジアMICE産業フォーラム(AMF)が10週年を迎える節目の年であり、それに合わせ本計画でも活動規模を拡大し、新たな見本市の開催に取り組みます。同時に、本計画の成果をアピールする展示スペースを拡張し、「MICE政策白書」発表会を催すとともに、国際会議協会(ICCA)上層会議の台湾誘致(高雄開催を優先)に尽力して「MICE週間」実施につなげていきます。また2015年も「アジアスーパーチーム」をテーマにイベントマーケティング活動を継続し、ターゲット市場を日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、オーストラリアの6カ国に拡大します。さらにはCSR(企業の社会的責任)の概念を導入して関心を集めている多くの社会問題にターゲットをしぼり、国際的な公益活動と手を結んだインセンティブ旅行を通じて、企業会議・インセンティブ旅行の開催地としてアジアのトップを走る台湾のイメージアップを目指します。国内外でのマーケティング・プロモーション活動を通じ、台湾MICE産業の世界における知名度を効果的に高め、国際的な提携機会を増やし、ますますその規模を拡大することができると期待されます。

Images

Recommend

2023/03/21

COMPUTEX 2023 が5月末に登場 六大テーマにフォーカス

全世界科技産業における年間の一大イベント「2023年台北国際コンピュータ展(COMPUTEX 2023)」が5月30日から6月2日まで、台北南港展覧館第1及び第2展示ホールで盛大に登場する。今年は高効率運算、スマート運用、次世代通信、現実超越、イノベーションとスタートアップ、グリーンエネルギー永続の六大テーマにフォーカスし、且つ全く新しい位置づけの「無限の可能性を共に創造(Together we create)」で、国内外の科技業者、新興企業、ペンチャーキャピタル、加速器などのパートナーが手を携えて全面的に実体に回帰して、最も先進的な科学技術の趨勢及びソリューションを展示する。COMPUTEXは世界の三大情報通信展示会の一つで、今年は国内外から1,000社以上の科技大手企業を集め、3,000個のブースを使用する。また、InnoVEXスタートアップ展示コーナーはアジアで最も指標性を有すスタートアップのプラットフォームで、台湾のスタートアップグループと全世界のリソースをリンクする。今年はベルギー、オランダ、フランス、日本、イタリア、ポーランド、タイなど海外のスタートアップグループが出展する予定で、豊富なスタートアップエネルギーを通じて、科学技術の生態系にスタートアップ動力を注入する。全世界の科技専門家が期待しているCOMPUTEX CEO Keynoteは新型コロナウイルス感染症流行後に初めて実体で登場するが、今年の講師は国内外科技業界のリーダーで、参加者に徹底した先進科技の洞察を提供する。またCOMPUTEX Forumは情報通信産業のホットなテーマを重点にしていて、今年はメタバース、半導体、永続発展を三大主軸に、産業の重要な発展方向性を展望する。出展メーカーや国内外バイヤーの出展参観体験を完全にするため、対外貿易発展協会は多元なメディアとリソースを整合して、豊富な周辺活動を開催する。例えば、購入商談会、新製品発表、展示会中継生放送、専門家による案内説明、ESG GO永続活動、スタートアップ・コンテスト発表、メディアの夜、バイヤー歓迎活動で、別途主催機関は海外メディア及び科技インフルエンサーを招いて共同でCOMPUTEXが新型コロナウイルス感染症流行後に再出発したことの証人になってもらい、出展業者の世界的な注目度を増加させる。この展示会はすでに予備登録を開放していて、全世界の業者のオンラインによる参観予約を歓迎している。貿易局は、世界中で新型コロナウイルス感染症流行による水際制限が緩和された後、台湾が国際会議など盛大なイベントの主催権を勝ち取ることには大きな意義があり、イベント産業の国際競争力と視野を十分に展開していることになると述べた。イベント産業は台湾が海外を開拓するための強力な後ろ盾であり、貿易局は今後も引き続き業者の国際会議案リソース開拓及びカスタマイズ入札サービス提供に協力する。合わせてイベント産業のデジタル転換を進め、イベント活動のコンテンツとイノベーションを豊富にして、イベント産業の強靭性と応用能力を向上させ、イベント産業の強化を通じて、台湾が世界の舞台で輝くように期待すると表明した。ニュースソース:1111産経新聞網

2023/03/10

台北国際工作機械見本市TIMTOS 2023を盛大に開催 国際的バイヤーの来訪参観潮流を迎える

対外貿易発展協会と機械公会が共催する「2023年台北国際工作機械見本市(TIMTOS)」が本日(6日)盛大に始まった。見本市の会場は南港展覧館第1、第2展示ホール及び世界貿易センター展示ホール1号館にまたがり、世界18か国/地域から1,000社以上のメーカーが6,200ほどのブースを使用して出展する。TIMTOSは世界中の機械産業に携わる人々にとって欠席不可の指標的大型見本市で、新型コロナウイルス感染症流行後盛大に回復して、業界の注目を集めている。特にTIMTOSは台湾の水際制限が緩和された後の最大規模の専業見本市として、海外バイヤーの参観人気が爆上げしている。対外貿易発展協会の統計によると、国際的なビジネス旅行が常態に回復した下で、見本市開始前にすでに80か国、3,000人以上の国際的バイヤーが展示参観を予備登録したことから、今年のTIMTOSは国内外から5万人の参観者が見込まれ、2023年初の経済復活を占う重要な観察指標だ。黄志芳・対外貿易発展協会理事長は、TIMTOS 2023は世界の工作機械産業に新型コロナウイルス感染症流行後の新しい1ページを開いて、全世界の製造業を改めて結び付ける。海外の出展メーカーやバイヤーはTIMTOSでようやく直接顔を突き合わせて集うことができ、インド、マレーシア、タイ、ベトナム、日本、トルコなどの国の産業公会はいずれもグループを率いて来訪するほか、今回のTOMTOSにはアメリカ、ドイツ、スイス、デンマークが国家パビリオンで展示するため、国を横断した産業のエネルギーを展開する。これらに加えて、TIMTOSは「ESG」の趨勢テーマを融合させて、展示コンテンツからイベント計画に至るまで、産業のさらなる高効率(Efficient)、スマート性(Smarter)、永続化(Greener)などネットゼロ方向への脱皮を際立たせると述べた。TIMTOS 2023は市場の趨勢に接近するため、世界貿易センター展示ホール1号館に「先端技術加工区」、「積層製造テーマ区」、「未来製造体験区」の三大テーマ展示エリアを新設して、金属加工の先進製造技術と応用を伸展する。また3つの展示ホールを跨いだ「金属加工生態系テーマ案内」及び世界貿易センター展示ホール1号館切削工具ハンタースタンプ収集の航空機チケット抽選活動を計画した。同時に見本市ではESGの2軸イベント「ESG action!永続系列」と「ESG in TIMTOS製造による未来洞察系列」を推進して、国内外の大手メーカー、著名な産研とコンサルティング機関に産業献策を呼びかける。それには専門家がマンツーマンで温室効果ガス排出減少の相談を提供する「企業の二酸化炭素健康診断Dr. Net Zero」及び世界貿易センター展示ホール1号館で5日連続(3/6-3/10)開催する「未来の製造趨勢フォーラム」、「ESG永続学堂」、「グリーン工作機械産業対談」、「スマート製造工作坊」、「海上風力発電の新機会シンポジウム」、「製造中毒Podcast Live」が含まれる。ニュースソース:壹新聞

2023/03/07

大台南イベントセンター「城市盛典×伝動マーケティングフォーラム 」で2024台湾ランタンフェスティバル、台南400年のウォーミングアップ

大航海時代の1624年、オランダ東インド会社が台南安平にやって来て、「大員」(台南の古い地名)が初めて世界の舞台に出現し、ここから台湾に400年の世界貿易の歴史が始まった。古くから「一府二鹿三艋舺」と言われていて、府城は台湾文化の首都であるばかりでなく、現代の台南はさらに半導体産業チェーン及びグリーンスマート科技発展の核心だ。多様な背景を有す移民が台湾に移り住むにつれて、多元な文化が台南という住みやすい土地に共生し、生き生きとして色とりどりな文化育まれてきた。ちょうど2024年に「台湾ランタンフェスティバルin台南」と「台南400年」を迎えるにあたり、国際芸術文化の交流を促し、来年にある台南の都市盛典のウォーミングアップのため、大台南イベントセンターは特に2月21日(火曜日)に「都市盛典×伝動マーケティング」フォーラムを開催し、イベント企画の経験共有、ビジネス交流を通じて、国内外の科学技術や芸術家とイベントプランナーがより多く提携できる可能性を期待した。Mariano Leottaはカナダ「デザインの都」モントリオールで公共部門が文化芸術産業に投資し、その収益を引き続き関連する産業に投入することで、良好な循環を形成していることを共有した。黄心健先生は「デジタル液体」の考え方を提起して、各種芸術の新技術、例えばVR、AR、プロジェクションマッピングなど没入型コンテンツは「液体」の水流方向と異なる領域で、様々な芸術技術が相互に融合増長することで、さらに豊富な生態系統になっていると述べた。Marin Petkovは最後に、「台湾に来る機会を得て、ベルリン光の祭典FESTIVAL OF LIGHTの経験を共有できたことに感謝する。2024台湾ランタンフェスティバルが台南で美しく展開されることを非常に期待している」と述べた。葉泰民・大台南イベントセンター執行長は、「大台南イベントセンターは昨年4月に『貿易の島、世界の台南』を目標にしてオープンした。この都市のマーケティングとイベント産業が世界のリソースとリンクするために尽力できることを希望している」と述べた。大台南イベントセンターは『2024台湾ランタンフェスティバルin台南』のメイン会場で、グリーンエネルギー科技をコンセプトにして、台南400年の深層文化を融合させることで、2024年に燦然と輝き目を奪う光と影の芸術を醸し出せると期待している。大台南イベントセンターはイベントで年を改変させ、府城にさらに美しい都市の風貌を現したいと希望している。ニュースソース:yam news

Top